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  • 2025.08.18
    • コラム

AI防犯カメラで出来ることとは?機能ごとに活用事例を解説!

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1. AIカメラとは?
2. AIカメラで出来ること
3. 機能ごとの活用事例
4. まとめ

AIカメラとはいわゆる防犯・監視カメラに高度な映像分析・解析を実現するAIプロセッサー搭載しているカメラのことです。カメラにAIが搭載されていることで映像を処理するPCに大きな負担がかからず、ハイスペックで高価なPCを何台も用意する必要がなくなり、高度な映像分析・解析システムを比較的低コストで構築することが可能です。

この記事では企業のDX推進、ITシステム、社内設備担当者様に向けて、AI防犯カメラについて具体的な活用事例とあわせて徹底解説します!

従来の防犯・監視カメラに搭載されていた映像内の動きを検知する動体検知や顔認証などもAIを組み合わせることでより高度な映像解析が可能になりました。これにより、「見て判断する」という人の作業をAIが代替・支援することで、業務効率化や生産性向上を実現します。

動体・物体検知

従来の動体検知では難しかった人物、自動車、二輪車をの動きを自動判別します。検知パターンも「侵入」「滞留」「ラインクロス」などに対応し、様々な現場環境や業務内容に応じた運用が可能になりました。

顔・人物属性識別

人の顔や衣服の特徴を抽出し、性別、年齢、表情、衣服の色などのカテゴリーに分類し、人物の属性を識別します。警備の配置や来場者の傾向を把握するなど、さまざまな用途に利用できます。

車両ナンバー認識

車両のナンバープレートを高精度に認識します。カメラ側でナンバー認証処理を実行するため、大規模な画像処理サーバーなどが不要です。

状態変化検知

予め正常な状態を学習させて、撮影中の画像に比べて画素の変化が発生した場合に状態変化を検知してアラーム通知する機能です。ドアの開閉の検知や持ち去り・置き去り検知、欠品状態の検知などに応用可能です。

人数カウント・混雑検知

人数カウントや混雑検知、滞留検知などでエリアごとの集客分析が可能です。人の通過、滞留を可視化できるヒートマップを使うことで、より正確な動線分析も可能となります。

AIカメラを使用すれば高度な映像分析が可能なことがわかりましたが、具体的に何ができるようになるのでしょうか。代表的な機能と、ビジネスシーンでの活用事例をセットでご紹介します。

動体検知による防犯・安全対策強化

人や車など、特定の対象物の動きをAIが自動で判別します。「侵入」「滞留」「ラインクロス(指定した線を越える動き)」といった複雑な動きも検知可能です。

・活用シーン
  • オフィスの休日・夜間:登録者以外の人物が侵入した際に、即座に管理者へアラート通知
  • 工場の危険エリア:作業員が危険なエリアに立ち入った場合に警告を発し、労災事故を未然に防止。
  • メリット:AIが人物だけを認識するため、動物の横切りや風で揺れる木々などによる誤報を大幅に削減できます。

工場や倉庫での置き去り検知

AIに「正常な状態」を学習させ、そこからの変化(モノが置かれる、無くなるなど)を検知します。

・活用シーン
  • 工場・倉庫: 作業後の通路に工具や機材が置き忘れられた際にアラートを出し、転倒事故やヒヤリハットを防止
  • 店舗のバックヤード: 納品された荷物の積み忘れや、備品の置き忘れを検知。
  • メリット:定期的な巡回の頻度を最小限に抑えて、人的リソースの削減に貢献します。

車両ナンバー認識による守衛・構内業務の効率化

カメラが車両のナンバープレートを高精度で自動認識します。

・活用シーン
  • 車両入門:車両ナンバーを読み取り登録車両と未登録車両を自動判別することで守衛業務軽減・効率化。
  • 滞留車両チェック:入場時に車両ナンバーを読み取り滞在時間をカウント開始し所定時間が経過すると警告灯などで通知。作業時間の管理にも応用可能で、時間超過の原因分析にも役立ちます。
  • メリット:物流施設や工場において、守衛・構内管理業務の効率化で業務負荷を軽減します。

AIカメラは従来の「監視」業務の効率化に加え、車両管理、人員配置、マーケティング、安全対策など、様々な業務プロセスを自動化・効率化し、生産性向上に大きく貢献します。

費用対効果が懸念される場合や、社内にAI人材がいない場合でも導入しやすいソリューションが多数提供されていますしカメラ本体で高度な映像分析・解析を行うため、映像処理用のハイスペックなサーバーが不要となり、システム構築のトータルコストを抑えることができます。

人手不足や高齢化などで、今まで人が行ってきた業務や単純なのに工数がかかる作業はAIに代替えさせる・支援してもらう事が重要になってきます。

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