
目次
1. 活用が広がっているデジタルサイネージ
2. デジタルサイネージの種類
3. 運用ごとに最適なシステムを選定しよう
4. 環境に応じた表示デバイスで効果アップ!
5. まとめ
1. 活用が広がっているデジタルサイネージ
デジタルサイネージは大型液晶モニターやLEDディスプレイ、プロジェクターなどを用いて広告や案内などの情報発信や空間演出を行うシステムです。近年では、広告や案内用途だけではなくオフィスや工場、建築現場などに情報共有や意識向上のために用いられることが多くなってきました。
この記事では企業のDX推進、ITシステム、社内設備担当者様に向けて、デジタルサイネージ導入のベストプラクティスを解説します。
2. デジタルサイネージの種類
まず、デジタルサイネージの種類について解説します。
コンテンツやスケジュールの配信方法によって大きく3種類に分類されます。

スタンドアロン型
スタンドアロン型はモニターに直接USBメモリーやSDカードなどのメディアを差し込み、その中に保存されている動画や静止画をモニター自身が再生するタイプです。モニターに内蔵ストレージを搭載しており、外部メディアを経由して内蔵ストレージに保存する機種もあります。ほとんどの場合モニターとUSBメモリーなどの外部ストレージのみで運用が開始出来ます。
ネットワーク型
ネットワーク型はSTBやコントローラーと呼ばれる再生機やモニター本体に再生データをネットワークを経由し配信する方式のサイネージです。ほとんどの機種で専用ソフトを使い再生データを編集・設定するケースが多いです。モニターや専用ソフトなどの他にネットワーク環境が必要になります。
クラウド型
クラウド型はインターネット環境に接続された再生機やモニターにインターネット経由で再生データを配信する方式のサイネージです。配信サーバーや管理PCなどを整備することなく、日常業務で使用しているPCのWebブラウザなどから再生データの編集や設定が可能です。クラウド型は月額の使用料などが発生するシステムが一般的です。
3. 運用ごとに最適なシステムを選定しよう
デジタルサイネージでは運用面や環境に合わせて機種を選択することが費用対効果を上げる重要なポイントになります。設置台数や設置場所、拠点数に応じたチャートを作成しました。このチャートを用いて最適なタイプを選択しましょう。

4. 環境に応じた表示デバイスで効果アップ!
デジタルサイネージを設置する環境に合わせてコンテンツを表示するデバイスを選定しましょう。
このことはコンテンツの視認性と設置空間の印象に大きく影響します。環境や空間に合ったデバイスであれば訴求効果を向上させることが見込めます。
明るい商業施設など
明るい商業施設の店舗などでは視認性が重要になります。
高輝度かつ映り込みの少ないモニターで印象に残るコンテンツを表示しましょう。

外光が入りやすいオフィスエントランス・ショールーム
最近のオフィスエントランスやショールームはガラス張りの空間であったり、外光が入りやすい明るい環境が多いです。 そのような空間でのブランドイメージの訴求には高輝度・高精細で大画面構成が可能なLEDディスプレイが効果的です。

.Teras Vision 高精細COBフリップチップタイプ

空間に溶け込む映像演出
湾曲した壁面や柱、床面など空間に溶け込んだ映像演出を取り入れる場合は、プロジェクターやフレキシブルLEDが有効です。プロジェクターは明るい空間では視認性が悪くなるので、設置を検討している場所の明るさをしっかりと確認する必要があります。


.Teras Vision Flex LED Vision(湾曲LEDビジョン)

5.まとめ
デジタルサイネージは用途や運用面、環境によって種類と表示デバイスを的確に選定することで費用対効果や訴求力を高める事が出来ます。
せっかく導入しても運用面が原因で積極的に活用出来なかったり、環境に適合していない表示デバイスを使用することで印象に残らないコンテンツになってしまいます。
SOEシステムズでは、現場環境の調査、運用や予算に合わせた最適なご提案、実機でのトライアルを実施させて頂きます。豊富な経験とノウハウをもとに、問題発見や課題設定の段階からお客様に寄り添い、ご要望に沿ったソリューションをご提供いたします。 また、パートナー企業様にはエンドユーザー様向けのご提案から納入までしっかりとサポートさせて頂きますのでお気軽にお問合せください。